クスリいらずで健康長生き日記

クスリなんて飲まないで済むなら飲まないに越したことない。どうしたらクスリを飲まずに健康で長生き出来るかを考えてみようと思います。

膝痛について

ここ10年ほどのあいだに起きた身体の不具合。いろいろありますが、ひとつには膝痛です。膝痛にお悩みの方の話はよく耳にします。原因も様々です。私の場合は、どうやらウォーキングのやりすぎらしいのです。

 

元々は増えすぎた体重をなんとかしようということで始めたウォーキング。一番お手軽でお金のかからないダイエット法ですよね。ダイエットを意識する前からウォーキング好きではあったのですが、ダイエットとしてのウォーキングを始めてからは、その歩く量がどんどんエスカレートしていきました。

 

私の場合は土日にまとめてウォーキング派でした。最初の頃はだいたい30分程度歩く程度で、それが45分に、1時間に、1時間半に、…という具合に増えてきました。もともと熱中すると入り込んで行ってしまうたちで、以前スポーツクラブに入会した時もエスカレートしすぎて却って体調をこわしてしまった経緯もありました。

 

ウォーキングを始めて1年ほどすると、ついには、朝6時に家を出発して帰ってくるのが12時ごろ。つまり約6時間のウォーキングをするようになっていました。距離にして30キロ以上。最も長く歩いたのは8時間で、最後の30分ぐらいは疲れ果てて半分居眠りしながら歩いていました。

 

なんでそうなっちゃうのか自分でもよくわからないのです。とにかく、前回を下回るのがイヤなんです。前回と同じか上回らないと気が済まないのです。スポーツクラブの時もそうでした。

 

そんなのを続けているうちに、膝が痛むようになってきました。当たり前ですよね。でも、膝が痛いので今日はこのへんで切り上げようということが出来ないのです。痛いのを我慢して歩き続けるわけです。そうすると不思議なことに痛みが感じなくなってくるのです。後々考えると痛みが麻痺していたんだと思います。

 

そんなある日、家を出てから2時間ほどした頃、痛みがピークに達してもうこれ以上歩けない状態になってしまいました。にっちもさっちもいかなくなり、家に電話して女房に車でお迎えを要請して帰れたわけなんですが、さすがに女房もあきれていました。

 

その後病院で診てもらった結果、膝の半月板の損傷で、断裂しかかっているとの診断。原因は歩きすぎ。自然に治ることはないので、手術もしくは通院によるリハビリが必要と宣告され、手術はいやだったのでリハビリを選択しました。

 

1年ほど通院し筋力トレーニングとストレッチを行い、普通には歩けるように回復しましたが、長時間歩くことはままなりません。それでも今では1時間程度のウォーキングは可能になりました。

 

過ぎたるは及ばざるがごとしの典型です。

普通に歩けるって、あたりまえのことですが、素晴らしいことですよね。